屋根の雪止めについて
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屋根の雪止めについて
こんにちは。岐阜県せきしで屋根工事をしています。
今回は、屋根の雪止めについて紹介したいと思います。
雪止め(ゆきどめ)は、屋根に積もった雪が一気に落ちるのを防ぐための設備です。
特に積雪が多い地域では、屋根から雪が落ちると人や車に危険が及んだり、雨どいや建物の破損につながることがあります。
雪止めの役割
- 落雪防止:屋根の雪が一気に滑り落ちるのを防ぎ、安全を確保する。
- 雨どいの保護:雪が勢いよく落ちると雨どいが壊れることがあるため、それを防ぐ。
- 隣家や道路への配慮:雪が隣の家や道路に落ちるとトラブルの原因になるため、適切に管理する。
雪止めの種類
- 金具タイプ:屋根の表面に取り付ける小さな
- フック状の金具。
- アングルタイプ:L字型やT字型の部材を取り付け、広範囲で雪を止める。
- フェンス型:金網やフェンス状のものを設置し、大量の雪を受け止める。
建物の立地や屋根の形状によって適切な雪止めを選ぶ必要があります。
瓦屋根用の雪止めもあります。一般的には、以下のようなタイプが使われます。
瓦屋根用の雪止めの種類
1. 雪止め瓦
- 通常の瓦に突起がついた専用の瓦。
- 新築や屋根の葺き替え時に取り付けるのが一般的。
- 瓦のデザインを損なわず、一体感がある。
2. 後付け雪止め金具
- 既存の瓦屋根にも取り付け可能。
- 瓦の形状に合わせて引っ掛けるタイプが多い。
- 施工が比較的簡単で、後から追加できる。
3.アングル・フェンス型雪止め
- 瓦の上に金属製のアングルやフェンスを設置する方法。
- 大量の雪を支えるのに適している。
- 雪の落ちる方向をコントロールしやすい。
どのタイプを選ぶかは、積雪量や屋根の形状によって異なります。既存の瓦屋根なら、後付け金具が便利ですが、新築や葺き替えなら雪止め瓦を選ぶと見た目も自然でおすすめです。
雪止めの交換が難しい場合や設置されていない場合、以下のような対策が考えられます。
1.雪下ろしを定期的に行う
- 積雪が多くなる前にこまめに雪を下ろす。
- 特に屋根の端に雪が溜まりすぎると、落雪のリスクが高まる。
- 安全を確保するため、必要に応じてハーネスや滑り止めを使用。
2. ヒーターや融雪システムの導入
- 屋根融雪ヒーター:電熱線を使い、雪を溶かしながら排水する。
- 温水循環システム:屋根に温水パイプを通
し、雪を自然に融かす。 - 太陽熱利用:黒いシートを屋根に敷き、日光の熱で雪を溶かす方法。
3.落雪防止ネットやフェンスの設置
- 屋根の端にネットやフェンスを設置し、雪が一気に落ちるのを防ぐ。
- 既存の屋根に後付けしやすいタイプもある。
4.雪止めスプレー(撥水剤)の使用
- 屋根に撥水スプレーを塗布し、雪を滑りやすくして小分けに落とす。
- ただし、強風時などには予測しづらい落雪が起こる可能性があるため注意。
5.軒先に緩衝材を設置
- 落雪の衝撃を和らげるため、建物の下にゴムマットやクッション材を敷く。
- カーポートや玄関前などに効果的。
どの方法を採用するかは、建物の構造や地域の降雪量によって異なります。特に、安全対策をしっかりと考えた上で作業することが重要です。
スノーZ
「スノーZ」は、雪国向けの専用雪止め金具で、特に金属屋根に対応したものが多いです。一般的な雪止めよりも強度が高く、大量の雪を支えられるのが特徴です。
スノーZの効果と特徴
1.高い耐雪性
- 通常の雪止めより強度があり、大雪でも耐えられる設計。
- 屋根全体に均等に荷重を分散することで、雪の一気落ちを防ぐ。
2. 落雪コントロール
- 雪を完全に止めるのではなく、小分けに少しずつ落とす機能。
- 急な落雪を防ぎつつ、屋根に負荷をかけすぎない。
3. 金属屋根に特化
・ 特に縦葺き金属屋根(折板・立平葺き)に適している。
・クランプ式で屋根にしっかり固定できるため、施工が簡単で屋根を傷つけにくい。
4. メンテナンス性が良い
- 雪止めが破損しにくく、長期間使用可
能。 - 設置後も屋根の雪の動きを調整しやすい。
スノーZが向いている建物
- 金属屋根の工場・倉庫
- 大型施設(体育館・ショッピングセンターなど)
- 急配の屋根がある住宅
注意点として、スノーZは金属屋根向けの製品なので、瓦屋根やスレート屋根には適していません。また、積雪量や屋根の強度を考慮して適切な取り付けをすることが重要です。
スノーZネオ
「スノーZネオ」は、瓦屋根にも取り付け可能な雪止め金具です。特に、平板瓦専用のフックを使用することで、瓦屋根への設置が適切に行えます。
取り付け方法の概要
- 専用フックの使用:スノーZネオには、瓦屋根に対応した専用のフックが用意されています。これらのフックを使用することで、瓦を傷つけずにしっかりと固定できます。
- フックの取り付け:専用フックをスノーZ
ネオ本体の軒側部分に取り付け、その後、フックを屋根の軒先に引っ掛けて固定します。
このように、スノーZネオは瓦屋根にも適切に取り付けることが可能です。ただし、屋根の形状や瓦の種類によっては、適切な取り付け方法や金具の選択が必要となります。施エの際は、専門家に相談されることをお勧します。
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