トラの巻

みなさんご存知ないかとは思いますが、 ここからのお話は瓦業界のタブーに迫ります。

1等品 2等品

瓦には1等品(正規品)2等品(いわゆるアウトレット)があります。 2等品の瓦とはメーカーが製造過程において、検品を行った際に商品として機能しないため世に出せない瓦の事です。 これが食品なら見た目が悪いけど、食べる分には問題ない。 というものなら家庭消費なら大歓迎という事も多いですが瓦の場合、話は別です。

見た目が同じなので分かりづらいと思いますが、2等品の瓦は何年か先に凍て割れをおこしたり、瓦の塗料が剥がれる可能性があります。 もちろん1等品であれば10年~20年保証されるメーカーの保証も一切ありません。

1等品の瓦

2等品の仕入れ金額は当然安く正規品のタダ同然です。 見積もりを依頼し、提出された瓦の代金が安い場合にまずはここを疑って下さい。 次に人件費です。 本物の瓦職人は、国が定めた免許・資格を取得しています。経験と実績です。 免許・資格がなくても名乗れば瓦職人になれますが、肝心の施工はどうでしょうか。 なぜ?どうして? などの、理解もなく工事をされるとその後どうなってしまうのか... 適切な施工をするためには、どの業者も同じくらいの金額となるはずです。 営業が達者で名ばかりの職人に「今だけサービスします!」「うちはこの金額で施工します。」 などの口先だけの職人が工事をすると、正直目を疑うような施工をされているお家も見てきました。

そう考えると 「瓦の品質」「人件費」大きな違いはこの2つになります。

いけど瓦やはメーカー保証の「1等品」の瓦を使用し「、国家資格1級かわらぶき技能士」の職人が責任を持って施工させて頂きます。

弊社は自信を持って施工を行わせていただいておりますので、岐阜県最長の15年間の保証をお約束します。 保証内容についてはこちらをご覧下さい。

地震や台風などの災害に強い屋根

瓦屋根だから地震に弱いと、地震のたびにニュースなどで聞いたことがあると思います。 ですが、それは少し違います。 家が地震に強いかどうかが決まるのは、以下の2点が重要になります。 ・壁の量と屋根面と、家の構造がいかに一体化されているか? ・どのように屋根面にしっかり瓦(特に大切なのは棟瓦)が固定されているか? そこで、平成10年に改正された建築基準法に適応する、災害に強い屋根工事基準を作ろうと、瓦業界は「ガイドライン」を作成しました。 台風や強風時に飛ばない瓦屋根、阪神大震災クラスの揺れでも落ちない厳しい基準を設定したとされており、この工法で施工してあれば安心です。 全部の瓦を中からしっかりと固定します。と言えばご想像しやすいかと思います。

現在土葺きの屋根のデメリット

屋根が重く瓦がズレてしまい、耐震耐風対策ができていません。 引っ掛け葺きで葺せ替えをする場合、垂木に桟木を打ち、その桟木に瓦を釘で固定します。 瓦はロック付きの防災瓦をすると軽くなり、耐震、耐風に強い屋根になります。 土葺きの屋根と比べ強い施工です。

台風対策

日本はとても台風が多い国です。 そこで軽いものではなく、風にも耐えられるように瓦を重くしました。 そして屋根を重くすることにより上下の揺れを押さえます。 「瓦が落ちてくる」というのは土葺きではない現在は、あまり考えなくてよいと思われます。

防火対策

屋根が板葺きの時代は簡単に燃え、また隣家などにも類焼してしまっていました。 それではダメだという事で屋根に瓦をのせるようになりました。

高温.湿度対策

日本には四季があり、夏はうだるような暑さ、冬は凍るような寒さ。 その中で家を守るのは屋根です。 瓦を葺くことによって結露の防止、暑さを逃がす、雨音がしない。などの利点があります。

耐久性

カラーベストは約10年ごとにメンテナンスの必要があり、メンテナンスを怠ると雨漏りの原因になる場合があります。 色があせてきた時は継ぎ目のサビやカビ、防水機能がなくなってしまいます。 瓦の材質は色落ちもなく、防水性もバツグンで50年程の耐久性があります。