平板・引っかけ葺き工法

その1

平板・引っかけ葺き工法 その1 屋根部分に防水シート(ルーフィング)を貼り、流水テープ(黒いテープ)を施工し、瓦の寸法に合わせて瓦の爪がひっかかるように横に木の棒を打っています。 写真の一番奥に見える部分はステンレスの水切り(雨水がここを流れるように)が入れてあります。壁際の場合は立ち上がりのある壁際用の水切りも施工します。

その2

平板・引っかけ葺き工法 その2 屋根の上に瓦をあげます。

その3

平板・引っかけ葺き工法 その3 軒先の瓦は台風などで瓦が巻き上がらないように、ステンレスの形のクリップを打ち、しっかりと固定しています。

その4

平板・引っかけ葺き工法 その4 瓦に瓦用ステンレス釘を打ち固定します。

その5

平板・引っかけ葺き工法 その5 雪止めを設置します。

その6

平板・引っかけ葺き工法 その6 棟の下の半端の大きさの瓦は、穴を開けしっかりと固定しました。

その7

平板・引っかけ葺き工法 その7 棟金具の上に垂木を打ちました。

その8

平板・引っかけ葺き工法 その8 防水モルタルを施工し、棟から家の中への雨水の侵入を防ぎます。

その9

平板・引っかけ葺き工法 その9 平瓦施工完了です。 写真にある袖瓦をステンレスビスにてしっかりと取りつけます。

その10

平板・引っかけ葺き工法 その10 完成です!

和瓦の桟瓦の施工

桟瓦(平瓦)の施工方法です。 縦に糸を張りその糸に添って瓦を葺せ釘を打ちます。

手抜き工事が行われていると

以前は平型瓦の屋根が少なかったため、施工を行える職人がおらず、いい加減な施工・工事で済ませてしまう業者が数多くありました 上記の様な正しい手順で施工を行わないと様々な問題が発生します。 問題が発生すると職人の技が必要になり、専門の職人でなければ修理ができません。 そういった場合にリフォーム屋さん、工務店さん、大手の建築屋さんから、弊社へ診断、修理の依頼を多くいただいております。 上記写真のように1つ1つの工程においてしっかりと施工がされていないと色々な問題が後から起こってきます。 知識のない職人が適当な施工をし、間違った方法の鉄釘で固定しているケースがありました。 なぜ鉄釘が間違いかと言うと、長年の雨や天候の変化で瓦が膨張し、鉄釘の錆により瓦が釘穴から割れてしまうからです。 さらに悪い例だと、ほとんど釘を打たずに瓦を木に引っ掛けているだけ、という事もありました。 間違った施工を行うと、その後雨漏りにつながります。 職人として知識と長年の経験がないために起きた問題です。 お客様が気づかない残念な施工例は多くあります。 そのような施工をする業者がいる事に、私たちはとても残念でなりません。 いけど瓦やは、国家資格1級かわらぶき技能士の職人が、自信を持ちお客様に安心して頂ける施工を行います。 雨漏り修理で、雨漏りが再発したことは1度もありません。 しっかりした業者かどうかの見分け方をこちらのページでご紹介しております。

しっかりと施工されていなかった例

しっかりと施工されていなかった例 その1   ビスにて固定していない為、釘が浮いてしまっています。
しっかりと施工されていなかった例 その2   雨水が侵入して垂木が腐ってきています。
しっかりと施工されていなかった例 その3   いい加減な施工で瓦と瓦のスキマをモルタルで埋めているため雨があたりモルタルが剥がれ雨水が侵入しています。
しっかりと施工されていなかった例 その4   積んであったのし瓦が落ちてしまっています。

瓦を葺くまでの下準備☆平板編☆

ビスにて固定していない為、釘が浮いてしまっています。
ルーフィングとは? 住宅屋根の湿気や雨水から屋根を守る防水シートのことです。 流水テープ(キズリ)とは? 瓦桟と屋根自体が密着してしまうと瓦桟とルーフィングが腐食しやすくなるのを防ぐことと屋根の中にはいった雨を軒先まで流す役目があります。
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袖部分や壁際部分、谷に水切りを入れます。 平板瓦(洋風瓦)はこの施工は大切です。 10年前以上の家ではこの作業がしてない。もしくは、いい加減にしてあってその横の木材が年月で腐ってしまっていることが多いです。
水切りとは? 降った雨を室内ではなく、屋外へ水を流す役割を持っています。
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瓦のサイズを測り、軒先の出寸法や葺きサイズに合わせて桟木を打ちます。
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このあと、瓦を屋根にあげて葺き作業にかかります。